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「ほら、ついた」
「え……ここ学校じゃねぇか?」
目線を上げると校舎らしき建物が立っていた
「うん、私が通ってる燕奏高校(えんそうこうこう)だよ
っていっても高校は島にこの一校だけだけどね」
校舎はよく見ると随分年季が入りボロくなっていた
「学校はここ一校って事は俺もここに転校してくる事になるわけか……」
「そっ、だから見学ってわけ」
「でもまだここの生徒じゃないし
入って……いいのか?」
修二が不安そうにしているのに対して美波は面白そうなものが見れるかもと心踊らせていた
「いや……やっぱり止めておこうかな~……なんて」
「GO!!」
「聞いてないンすね……」
美波は修二の襟を掴みズルズルと引きずっていった
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