序章

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タタン…タタンタタン 「……」 外は綺麗な星が出ている寒空の中ある男が電車に揺られていた 茶色い髪を少し立たせて顔は某イケメン揃いの事務所にも通用する顔である 「……! あれ……桐島君じゃない!?」 「えっ!! 本物!?」 電車に乗っていた二人組の女子高生がこちらを見て騒いでいた 騒がれている本人、彼は桐島 修二(きりしま しゅうじ) この物語の主人公である 半年前、ここ音暮に転校してきたが、とある事情によりまた転校を余儀なくされてしまった。 「……はぁ」 転校……か…… 最後の一年くらいはみんなと過ごしたかったな
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