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「……あぁ」
ハンク兄ぃは、ようやくふみつけるのをやめてくれた。
「んじゃ、よろしく頼むぜトム」
「はーい」
いっしょにごはんをてつの爪にひっかけたあと、ハンク兄ぃはごはんの骨で作った『とくとーせき』にすわる。
ぼくは、ごはんの骨で作ったつくえの上においてあるチェーンソーをもって、スイッチをいれた。
「あ゙ぁああああーッ!!やめてくれ!!殺さないでぇえええ゙え゙ーッ!!」
「ただ殺すんじゃねぇよ。お前は『食べられる』んだ。オーケー?お前は食材なの!……理解できてねぇなこりゃ」
ぶらぶらと血がながれ出ている足をふりまわしてあばれるごはんに向かって、ハンク兄ぃはたのしそうに言う。
そこに、チョッパー兄ぃがもどってきた。
「トム、皮はトムが使っていいってさぁ」
「ホ、ホント!?やった~!!わぁ~い!!」
ぼくはうれしくて、チェーンソーをもったままおどってしまった。
「わっ!!おいおい、危ねぇだろトム!」
「あっ!ご、ごめんなさい、ハンク兄ぃ……」
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