ノンケの日常 増補版

野村先生

二人の結婚のことを知ったのは ノムケン先輩からの電話でだった。

『しかも、できちゃった婚なんだぜ。

あの スケベ兄貴！

教師ともあろう者が そんなコトして いいのかね？ 』

ノムケン先輩は 面白半分、やっかみ半分で 僕が知らなくてもいい情報まで教えてくれた。

こんなに やっかむってことは、きっと先輩は 大学3年になろうかという今も まだ童貞なのだろう。