夢の人物

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夜が溶ける度に僕は夢の中に転がる石を探していた。 誰が無くしたか誰が落としたか、さして興味はなく。 いつも夢の淵に立つあの人は今日も僕の目の前に居る。 ……ああ、夢か。 その人を見る度僕はそう思った。  
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