7人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
嵐が本屋に消えてから五分後、2冊の本を持った嵐がスキップをしながら出てきた。
スキップをすると同時に嵐の黒くて無造作に伸びた髪が上下に揺れた。
「…いい加減その髪切ったらいいんじゃないですか?」
「やだ」
「なんでですか?うざったくないんですか?」
「じゃあお前の髪はどうなるんだよ」
嵐は璃和の茶色のストレートな長髪を引っ張った。
「引っ張らないで下さい。これはいいんです!!」
「うわー、自分はいいのかよ」
「はい」
そんな話をしているうちに嵐は横断歩道の手前にいる璃和の近くに到着した。
最初のコメントを投稿しよう!