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それにしても元気な絢。
いつもが明るくなりそう!
早速の友達に、あたしはこの高校生活に更に楽しみを抱いた。
「ところで華、何組?あたしはAだったよ☆」
そう言われ、あらかじめ貰っていたクラス表に目を通す。
「あ!
あたしもAだよ!」
秋穂の“あ”で、一番だったのですぐ見つかった。
こういうときばかりは、この名前が便利だ。
「うっそ、マジでぇ!!? やあったねえぇーーーっ☆
同クラだよっ、華たん!」
またぴょんぴょん跳びはねだす絢。
“小さな幸せ=大きな幸せ”ってタイプかな?絢さん。
「よかったね、絢ぁ」
でも、やはり気になることがひとつある。
「でさ、絢。一体身長何㎝?」
あたしが身長の話題を出すとは思わなかったらしい絢は、マヌケ顔をしている。
「167㎝だよ…?」
お、おおお大きいっっ!!!!!
もしかしてあたしら、デカチビコンビ…みたいな?
「いいなぁ…。
少しくらい分けてよさ?」
「えぇ!??分けれるならいくらでもだよ!!!
だったらあたしは小さい方が断然イイ!」
こっちがえぇ!??だよっ!
あたしはつい、目を見開いた。
背が小さくて、いいことなんかないのにさ…
「どこがいいの?」
「そりゃもう、ちっさ可愛いだよね☆」
じゃあ貴女は美人です!
嫌がるのがよくわからない華綺。絢菜も逆同じのことだろう。
一一一ドンッ
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