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『一彦ちゃ~んどこ行ったの~』
(も~…またどこか遊び行ったのね~)
最近は20年前に死んだ旦那さんも見えるようになった…
相変わらずさなえは狂ってる…
歳なのか…好きな人が3人死んだショックなのか…
とにかく気味が悪い…
『さなえさん!しっかりして!』
後ろから…さなえを抱きしめる
『あら…ゆうき君…』
ゆうき・27歳
結婚紹介所で知り合う
『さなえさん!一彦さんはもういないんですよ!しっかりしてください!』
『ありがとう…でもたまに…見えるの…』
『気持ちはわかりますが!私を信じて欲しい…』
『ゆうき…ありがとう…
私…がんばる!』
ゆうきは一彦が死んでからずっとさなえの面倒見てた…
さなえにとってはありがたい…
さなえの心の支え…
さなえはゆうきに恋心を…
ゆうきはさなえを抱きしめる…
『ゆうき君…』
ゆうきに抱かれ目をつむるさなえ
ゆうきはさなえを見てニヤける…
明日にはまた1億円が入る
月末の日…
だが…
次の振込みは
いつもと違う…
そう……
きっかけは…
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