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「わぁ!すごく綺麗!!零一さん!
ほら早く!!」
「まっ…ちょっと待ちなさい、未緒。」
先に行こうとする彼女を必死に止めよう
とする。
なんでそんなに早く行きたがるのか
私には理解不能だった。
「ツリーが逃げることはない。そんな
急がなくてもいいだろう?」
「そうですけど…。でも、早く行って
やりたいことがあるんです。」
「やりたいこと?なんだそれは?」
「…秘密です。先行ってますよ。」
「あっ…こら、待ちなさい。」
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