White Love Christmas

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人混みを分け、やっとの事でツリーの 真下へとたどり着くことが出来た。 彼女は目をつむり、手を組んで何か願い 事でもしているようだった。 「…願い事か?」 そう声を掛けると、彼女はハッと気付き 私の方を見た。 「あっ…零一さん!はい…ちょっとした 事ですけど……。」 「そうか…叶うといいな。」 「……叶えて…くれますか?」 「何?」 「あのですね……。」
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