序章

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序章

どこかの広い指令室 壁一面のモニターの中で壊滅状態の街が映し出されている 太った中年の男「先ほど殿下は時間をくださるとおっしゃったでは無いですか?なぜ…」 燃えるような赤い髪のバカでかい壮年の男「陛下より第12旅団の全権を賜っているのは 俺でしてね…さて」 太った男を睨みつける 太った男「ま、待ってくれ、 私が他の街に交渉して 無駄な抵抗をさせないようにする、 だから私を…」 バカでかい男「見苦しい! 二度と俺の視界に入るな!!」 太った男がデカい兵士に連れていかれる 太った男「見ておけ!いずれ…」喚き続ける バカでかい男「情報は無い、 たいした技術も無い、 くだらない時間を割かれたな」 マントを着た金髪のデカい男が左右に仮面のデカい人間を連れて憤然と部屋へ入ってきた バカでかい男に向かって行く マントの青年「ゼイハルト!!街を破壊したのは貴様の命令か! 貴様は俺に嘘をつかせた!」 ゼイハルト「あのようなくだらない者を 殿下の御前にお通しした俺の落ち度です 如何なる処罰でも…」 ゼイハルトが跪く 殿下「…クッ…(苦い顔) 私に経験を積ませようとしてくれた事、 礼を言う」 殿下が指令室を出て行く ゼイハルトが立ち上がる ゼイハルト「ありがたい…全体南東へ!」
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