序章:ある付き人の日記

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日記なんて何年ぶりだろう。 学生時代以来だろうか。 まさか、また日記を書くとは思ってもいなかった。 だけど、この気持ちを書かずにはいられない。 ああ、何から書こう。 やはり、ここはこの日記を書き始める理由からだろうか。 そうしよう。 私はこの出来事を書きたくて仕方がなかった。 書こうとしたこの瞬間も、嬉しくてたまらない。 さあ、そろそろ書こうと思う。 つい先程、この国に双子の王女様が誕生した。 何て嬉しいことだろう。 私は何年かした後、この日記を見る度に今日の気持ちを思い出すのだろう!! 出来れば私の命が尽きるまで。 この日記を書き続けよう。 双子の王女とシュリア国に栄光あれ!!
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