序章:ある付き人の日記

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双子の王女達は、無事10歳をむかえられた。 お披露目式から4年。 与えられた異名にふさわしい姫君にお二人は成長された。 いつも笑い周りを笑顔にさせるソフィア様はまさしく“日溜まりの姫君” 知的で物静かなフィリア様はまさしく“闇夜の姫君” そうそう。お披露目式の直後から、魔術と武術に興味を持ち練習され始めたフィリア様だが、このところ著しく上達しているらしい。 元々才能があったらしいが、教えの親である我が夫は“天才だ”と喜んでいた。 反面、国王様達は女の子なのだがと苦笑されていた。
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