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ぼんやりとした意識の中、"私"は目を覚ました。
最初に見たものは、白い天井と複数の人影だった。
「紗和…ッ!!」
その中、一人の女性が泣き始めた。
「無事でよかった…本当に…!!」
"私"の寝ている上に覆い被さるように泣き崩れる。
戸惑って周りを見渡す"私"を、男性が涙を浮かべた瞳で見つめながら笑った。
何…?
何でこの人達泣いてるの…?
「あの…」
"私"は戸惑いがちに口を開いた
「誰ですか…?」
そう…
私は"記憶を亡くしていた"のだ。
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