私という存在

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    私は生田紗和(さわ)という16歳の地元の公立高校2年生。好きな食べ物はイチゴとお好み焼き。 楽しいことが好きな性格で、運動は得意。 下校中に交通事故に巻き込まれ、3日眠っていた、ということを翌日教えられた。 昨日は私も家族―らしい―も互いに混乱していて話どころではなかっただろう。 今日になって体の痛みがじわじわと出てきていた。後、まだ少し頭がぼんやりしていた。頭を強く打ったためらしい。 昨日側で泣いていた女性は私の"母"の生田佳苗さん。そしてその隣にいた男性が"父"の生田誠二さん。 そして、色々私のことを教えてくれたのが"兄"の生田海(かい)さんだった。  
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