五章・引っ越しです。

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  クネクネしながら何を言ってんだコイツ。 お前にとって頭を撫でられるのは家一つ分の価値か。 「本当にそれだけか?」 「そ…それだけざます…。」 エリザベスは真っ赤な顔を隠すように俺の服に顔を埋めた。 ふむ…それだけか…。 物凄い悪い気がするんだが。 「ん…分かった。 俺ん家来るか?」 俺はポケットから車のキーを取り出してエリザベスの頭をポンッと叩いた。 「なッ!? ななな何でざますかッ!?」 「飯くらいならご馳走してやる。 俺が作った飯だがな。 弥生も良いだろ?」 ポケットから車のキーを取り出しながら弥生に視線を変えた。 「ふふっ…コウらしいわ。 私は良いわよ。」 ん…弥生ありがとな。 さてと。 「お前はどうするんだ?」 「ま…まぁご馳走になってあげても良いざますわよ?」 パッと立ち上がったエリザベスは顔を背けながらボソッと呟いた。 「それじゃ、とりあえず家に帰るか。 行くぞ二人とも。」 俺達は我が家に向かうために新居を出た。 「ちょっ…僕はどうなるんだッ!? おい鈴本ッ!?」  
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