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━━━━…。
引っ越しを終えた次の日。
私はカーテンの間から差し込む朝の気持ちいい日差しで目が覚めた。
「ふぁ~…。」
体を起こして腕をググーッと伸ばしながら隣を見た。
まだグッスリ寝てるわね。
それにしてもコウって、やっぱり暖かい…。
コウの頬をツンツンッと突くと、くすぐったそうに顔を背けた。
「ふふっ…可愛いわね。 ふぁ~…じゃ私も、もう一眠り━━」
バターンッ!
「おはようなのですご主人様♪ 今日はお仕事━━」
勢い良く開いた扉から顔をピョコッと出した美雨。
美雨は言葉の途中でピタッと停止した。
「な…何で弥生ちゃんが一緒に寝てるのですかッ!?」
みみみ美雨ッ!?
マズイ…怒ってるわね…。
「え…えっと…その…。」
「どういうことなのですかッ! 説明してなのですッ!」
うぅッ…コウ助けて…。
「ふぁ~…良く寝たなぁ…。」
私が美雨に責められているとコウが丁度良く目を覚ました。
あっ起きた!
良かった…助け━━
「って、もう九時ッ!? 遅刻だぁぁぁぁッ!」
ってコウッ!?
助けてくれないのッ!?
飛び起きたコウはバタバタと部屋中を走り出した。
「弥生ちゃん、どうして私も誘ってくれないのですかッ!?」
「急げ急げ急げ~ッ! 体が痛ぇぇぇぇッ!」
あー、もう朝からうるさいッ!
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