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「お写真撮りますね~! 笑ってくださーい!」
カメラを持ってきた店員が私達にレンズを向けた。
「ほらっ弥生ちゃん♪ ピースなのです♪」
「えっ? 私もなの?」
私の座ってる方に移動してきた美雨は後ろから抱き着いた。
「それじゃ撮りまーす! はいチーズ♪」
カシャッ!
「ありがとうございました! 店内に飾らせていただきます!」
「飾ってくれるのですか♪ 嬉しいのです♪」
私は苦笑いだと思うけどね…。
あはは…。
「それじゃお腹もいっぱいになったので行くのです♪」
「そうね…。」
ジュース代だけをレジで払い私達は喫茶店を出た。
ん~…凄い安上がりなご飯になったわね。
二人で三百円って。
「次はどこに行くのですか~?」
私の前を楽しそうにスキップしながら歩く美雨。
「私はどこでもいいわよ?」
「なら、あそこにあるお店に入るのです♪」
美雨が指差す方を見ると、そこにあったのはゲームセンターだった。
「そこ行くの…?」
「面白そうなので入るのです♪」
えっ…本当に入るんだ…。
まぁいっか…。
私はルンルンと気分が良さそうな美雨に手を引かれてゲームセンターに入った。
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