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━━━━…。
「うにゃー♪ 美味しいのです♪ こんなに美味しい物、久しぶりに食べたのです!」
ガツガツとハンバーグにかぶりつく美雨。
弥生も舌が飢えていたのか凄い勢いで食べていた。
「お前達は何食べてたんだ…?」
「「キャットフード。」」
猫神の世界も財政難なのか?
人間にキャットフ━━
「って、そうか! お前達、猫にもなれるのか!」
「なれるわよ。」
弥生は懐かしい光に包まれると、これまた懐かしいポンッという音が聞こえた。
光が落ち着くと、そこには耳の垂れた茶色い猫が座っていた。
わぉ…弥生の猫状態、初めて見た…。
「可愛いな弥生…。 スコティッシュフォールドだったんだな。」
だから弥生の耳はタレ耳だったのか。
「にゃー。」
猫の状態だと話すことは出来ないみたいだな。
「ん~…お手。」
「にゃっ!」
手を弥生の前に差し出すとフニフニした可愛らしい右足を乗せた。
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