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「どうして猫状態になってるんだ?」
小さな頭を軽く撫でながら俺はグッと二人に顔を近付けた。
こう改めて見ると猫の状態でも特徴は残ってんだな。
美雨は少し垂れ目で弥生は少し吊り目だ。
「「にゃっ!」」
タタタッ。
二人は走って布団に潜り込むと俺の体に寄り添うように寝転がった。
「だから何して━━」
んっ…二人とも温かいな…。
お前達が布団に入ってから寒さが楽になった…。
「もしかして…そのために猫になったのか…?」
「「にゃあ。」」
布団の中から二人の鳴き声が聞こえた。
二人の体に手を伸ばすとスリスリと頬擦りをした。
そうか…ありがと。
ちょっと二人に甘えさせてもらうかな。
「じゃ少し寝る…。 おやすみ二人とも。」
「「にゃあ~…。」」
俺はホカホカと温かい二人を撫でながら深い眠りへと落ちていった。
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