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「あっ…あっちにイカ焼きがあるのです! 弥生ちゃん!」
綿飴を粗方、食べ終えた美雨は興奮しながらイカ焼きの出店を指差した。
「本当ね…コウ、イカ焼き食べたい…。」
「ご主人様ぁ…食べたいのですぅ…。」
そ…そんな上目遣いで見んなッ!
かかか買わないからなッ!
━━━━…。
「美味しいか?」
俺はベンチでイカ焼きを美味しそうに頬張っている二人をボーッと見ていた。
甘すぎる俺。
綿飴より甘いな。
「あむっ…ん~♪ 美味しい~♪」
「美味しすぎて腰が抜けそうなのです!」
それはイカの腸だろ
まぁそれくらい美味しいのか。
「しっかし…女の子がイカを頬張ってるのって…。」
どうなんだ、これ。
猫耳付けた子が二人でイカを美味しそうに頬張って。
「良いじゃないの…好きなんだから。」
「そうなのです♪」
まぁ二人が好きで食べてんだから文句はな━━
ギュルルルル~…。
「ん~…俺も腹減ったな…。」
美味しそうに食べる二人を見ていた俺のお腹は物凄い音で鳴った。
タコ焼きでも食うか。
どうせ二人はイカ食ってんだし。
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