一章・帰ってきたッ!?

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  「最近、有希も忙しくて帰ってこないからね…。 集中は出来るんだけど生活はこんな感じ。」 麗香さんは頭をポリポリと掻きながら、ばつが悪そうに苦笑いをした。 「なら…しばらく、わたしが家のことしたらいいのです!」 「え…? 美雨ちゃんが?」 ふむ…確かにな。 美雨なら料理も出来るし。 「ねっ? ご主人様も良いと思いませんか?」 ふふっ…二年経っても、お前は何も変わってないな。 「麗香さんが迷惑じゃなければ良いぞ~?」 「迷惑なわけないないっ! 助かるわぁ~♪」 こんな生活じゃ体、壊すからな…。 アシスト出来ることあるなら少しでもしなきゃな。 「それじゃ弥生は俺んとこで色々頼むぞ。」 「分かったわ。 出来ることはやってみるわね。」 弥生は足で周りのゴミを押し退けながら苦笑いをしていた。 「麗香さん…仕事は大丈夫なんですか?」 「あと少しだから大丈夫よ♪」  
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