一章・帰ってきたッ!?

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  「ねぇコウ。 この洋服なんか、どう?」 弥生は持っていた服を自分の体に当てて見せた。 「ふむ…良いんじゃないか? 美雨に似合うと思うよ。」 「なら、これくらいで美雨の分はいいわね。」 さすが女の子だな。 センスが良い…気がする。 「ありがとな? 俺が買ったのじゃ美雨は嫌がるだろうからさ。」 「まぁコウじゃサイズが分からないだろうからね。」 まぁ確かに…。 美雨って出るところは出てるからな…。 「あっ…なら私の服、選んでくれない?」 って、だからファッションには疎いんだって…。 まぁ俺の趣味的には…。 「ブラウスにタイトなミニスカート。 赤メガネを添えて。」 女教師風ね。 分かる人には分かる。 「…嫌。 それコウの趣味、全開じゃない?」 「バレたか…。 ならメイド服なんて、どうだ?」 猫耳メイドとか男子の夢だよな。 俺は全世界の男子の夢を背負ってるんだぁぁぁぁッ!  
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