一章・帰ってきたッ!?

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  「「ただいま~。」」 ん~…買ったな。 めちゃくちゃ買ったな。 良く持ったな俺。 「お帰りなのです♪ って凄い荷物なのです…。」 肉球柄のエプロンを身につけた美雨がタタタッと走ってきた。 まぁ大半が魚だけどな。 後は洋服か。 「お帰りなさい二人とも♪」 相変わらず髪がボサボサの麗香さん。 ヨタヨタと千鳥足で玄関まで歩いて来た。 「麗香さん仕事は終わりましたか?」 「そりゃもう♪ みんなのおかげで完璧よ~♪」 「お疲れ様なのです♪」 本当にお疲れ様です。 大変なんですね作家さんって。 「お母様…。」 クレープの袋を美雨に渡しながら弥生はクンクンと臭いを嗅いでいた。 「お風呂入ってくれば…? 髪ボサボサだし…臭いわよ?」 確かに。 見た目がホームレスだ。 「あっ何か臭いと思ったら私だったの♪ それじゃお風呂入ってくるわね~♪」 麗香さんは嬉しそうにスキップしながら風呂場に向かった。 「しっかし綺麗になったな…。」 「あのゴミ屋敷がね…。」 出掛ける前は床が見えなかったはずなんだけど。  
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