一章・帰ってきたッ!?

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  「ちょっと! 起きてたのッ!?」 弥生は嫌そうに麗香さんの顔をググーッと押し退けてる。 「んにゃ…? 寝てたわよ♪ 弥生ちゃんの良い匂いで起きたぁ~♪」 猫とか犬並みの嗅覚だな…。 いや、それ以上かもな麗香さんなら。 有り得るから怖い。 「弥生ちゃん…随分と育ったわねぇ~♪ うりうり~♪」 「だ…ダメだってばッ! あん…んんッ!」 嫌がる弥生は器用に麗香さんの上でクルンッと仰向けにされ胸を鷲掴みにされていた。 良い光景ですね…。 目の保養になりますです…。 「ちょッ…コウ見ないでよぉッ…。」 「すまん…。」 見てることに謝ったんじゃない。 目を背けられないことに謝ったんだ。 「んにゃ…? ご主人様…ご飯一人で食べちゃダメなのですよ…?」 麗香さんの隣で寝ていた美雨は、あまりの騒ぎに起きた。 全くの検討違いこと言ってるけどな。 「大丈夫。 まだ食べてないからな。」 食べられてるのは弥生だ。  
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