一章・帰ってきたッ!?

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  ━━━━…。 「デジカメ持ってきたぞ~。」 デジカメを高々と掲げながらリビングに入った。 「それじゃ撮りましょ~♪」 「弥生と美雨ちゃんがセンターね♪」 有希と麗香さんは二人をみんなの真ん中に連れてきた。 「えっ…私達が真ん中なの…?」 「ご主人様も有希さんも麗香さんも、みんなで真ん中なのです♪」 あはは…。 それじゃ真ん中は居ないな。 プリクラ状態だ。 結局、有希と麗香さんは美雨と弥生に抱き着いてポーズを取った。 「それじゃセルフタイマーで撮るぞ~。」 ポチッとな。 んっと…何秒だ? 『残り五秒です。』 そうか五秒か。 うん…それは無理があるだろっ!? 急いで、みんなの元に走った。 何で五秒設定になってんだっ…。 まぁ何とか間に合━━ 「あっご主人様っ!」 「「公平くんっ!?」」 「あー…転けたわね。」 弥生の言う通り転けた俺。 只今、スローモーションでお送りしております。 カシャッ! 俺が、まだ宙に浮いてる間にシャッターが下りた。 ドサッ! 「イタタタッ…。」 酔ってんの忘れてた…。 何やってんだか…。 「ご主人様、大丈夫なのですか!? 怪我はないのですか!?」 「大丈夫だって。 カーペットの上だし。」 それより写真だ。 みんなだけでも、しっかり映ってたらいいんだが…。  
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