一章・帰ってきたッ!?

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  美雨に引っ張り起こしてもらった俺はデジカメを取りに向かった。 「ちゃんと撮れてるかな…。 何だか心配だ…。」 みんなは興味深そうに俺の後ろからデジカメを覗き込んだ。 「ダメだったら、もう一回撮ればいいのよ。」 「そうだよ♪ 時間は沢山あるからね♪」 それもそうだな…。 そんじゃ確認してみるか。 俺はデジカメの写真再生ボタンを押した。 デジカメの画面には一枚の写真が映し出された。 「うわぁ~♪ よく撮れてるね~♪」 「奇跡の一枚ね。 これは永久保存しなきゃ。」 写真は酷い出来だった。 みんなの元にダイビングする俺。 それを見て驚いてる美雨と有希と麗香さん。 弥生は苦笑いしていた。 「なんか公平くんらしくて良い写真じゃないの♪」 「あはは♪ ご主人様カッコイイのですよ♪」 まっ…みんなが良いなら良いか。 これも思い出だな。 「それじゃ家に帰ったら現像するから楽しみにしててな?」 パソコンでチャチャッとやれば明日には渡せるな。 今日、帰れるか分からないけど。 「あら…私のパソコンでも大丈夫でしょ? 使って良いわよ♪」 麗香さんは人差し指をピッと立てると自分のパソコンを指差した。 「あっ、なら借りますね。」 借りれるなら借りた方が良いな。 早い方がみんな嬉しいだろうし。  
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