二章・アイドルと…?

9/25
前へ
/374ページ
次へ
  ガソリンを満タンになったのを確認して給油キャップを付ける。 「よし…終わり。 急いで戻るか…。」 俺も腹は減ってるわけで急いでファミレスに戻った。 そこで…事件発生。 「なんだこれ…。」 テーブルに積んである皿は分かる。 美雨の仕業だろう。 だけど、これは…。 「何なんだっ! この観衆はっ!」 動物園か!? パンダでも居るのか!? 「あっ公平くんお帰りなさい~♪」 人混みの中心にはニコニコと微笑む二人。 中野 有希さんと鈴本 美雨さんがいらっしゃいました。 「何があったんだ…?」 「サングラスも眼鏡も掛けてないからバレちゃった♪」 あぁ確かに、さっきから 『YuNow可愛い~♪』とか 『あの猫耳の子萌え!』とか 『一緒に居る男死ね』とか聞こえるな。 最後の言った奴、誰だ? 「二人は飯食えたか?」 「「うん♪」」 そうか…。 それは良かった…。 「なら出よう…。」 俺は二人の手を掴んで引っ張りながらレジに向かった。 「えっ? 公平くん、ご飯は?」 「食欲失せたからいい…。」 あのファンが群れの中で食ってたら刺されかねん…。 そんなニュースの当事者になりたくないからな。  
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1496人が本棚に入れています
本棚に追加