二章・アイドルと…?

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  「あっはい…YuNowのマネージャーをさせていただいてます。」 「私、猫タマの編集長をしている者なんですが…。」 うぇっ!? 編集長ッ!? 胸にぶら下がってる名刺を見ると確かに、そう書いてあった。 「隣の猫耳の女性もマネージャーさんなんですか?」 と俺の隣に居る美雨に目線を合わせながら聞く編集長さん。 「ふぇ? ん~…わたしはマネージャー助手なのです♪」 「助手さんも写真に入りませんか? 是非、お願いします!」 美雨の手を取ってキラキラとした目で見詰めてる。 この人は何を言ってるんだ…。 それは、どう考えても無理だろ。 「ふぇ…? わたしも写真に入るのですか?」 「ぜひっ! YuNowさんとのツーショットをいただきたいです!」 いやいや…。 美雨は断るに決ま━━ 「んん~…そうなのですか…。 うん♪ 分かったのです♪」 ━━ってなかった。 「写真を撮るの、ご主人様も一緒じゃダメ…なのですか?」 キラーパス。 それキラーパス過ぎるよ美雨ぅ…。 「マネージャーさんも是非お願いしますっ! 悪いようにはしませんからっ!」 「いやいやいや…俺は…。」 ガシッ! 「それでは、お二人とも着替えてください!」 「えっ…ちょッ! 何で掴むんですかッ!? い…嫌ぁぁぁぁッ!」 俺は腕を沢山のスタッフさんに捕まれて、そのまま引き擦られながら奥に連れていかれた。  
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