二章・アイドルと…?

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  ━━━━…。 「心に深い傷を負った気がする。 もう、お婿に行けないっ…。」 こんなコスプレみたいな燕尾服なんて着せられて…。 着せられる時に女性スタッフにパンツを下ろされて…。 「凄く似合ってますよご主人様っ♪」 「あはは…ありがとうな…。」 少しは心の傷が塞がった気がするよ…。 「って、さすが美雨だな…。 俺みたいなエセ執事とは違う…。」 俺の腕に抱き着く美雨。 フリフリのメイド服を着た美雨は『さすが』の一言。 似合いすぎだろ…。 よし…メイド服買おう。 毎日着て俺を癒してくれ。 「それじゃマネージャーさんと助手さん入りまーす!」 俺達はスタッフさん達にスタジオに押し込まれた。 むぅ…まだ良いなんて誰も言ってないぞ! やるって言ったのは美雨だけだ! 「ふぇ!? 公平くんと美雨ちゃん!? 何してるの…?」 カメラマンの前でポーズを取っていた有希が俺達の元に駆け寄ってきた。 「俺は半強制的に着せられた。 そして押し込まれた。」 「私達も一緒に撮るのです♪」 ノリノリだな美雨。 余計なことを言ってくれたくせに…。 「三人で撮影なんて嬉しいな♪ よろしくね~♪」 あーい。 よろしゅーおねげーしやす。  
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