二章・アイドルと…?

21/25
前へ
/374ページ
次へ
  「おっとマネージャーさん♪ そろそろ時間ですね♪」 腕を捲り時計を見る素振りを見せるYuNow。 「そうなのです! 次のお仕事があるのです!」 と同じように腕を捲り時計を見る美雨。 美雨は腕時計付けてないはずなんだが。 「YuNow様、行っちゃうんですね…。 これからも応援してますからっ!」 「ありがとうございます♪ それじゃ♪」 「あっ外まで、ご一緒します!」 YuNowはマネージャーの美雨と店長を引き連れて店から出た。 俺は少し離れた所から三人を見てる。 「それではお疲れ様でした♪」 YuNowはトコトコ歩いていった。 歩いていった先は━━ 「YuNow様…鈴本くんの車の中を見てますね…。」 やっぱり、お前バカだろ。 俺の車のドア開けようとしてんじゃねぇよ。 「あ~…多分、車に興味あるんじゃないですか?」 「ホントッ!?」 店長は、また吹っ飛ぶようにYuNowの所に走っていった。 「YuNow様、車に興味あるんですか!?」 店長に声を掛けられたYuNowはビクッと肩を震わせた。 「え…? あぁ…この車カッコいいなぁ~…なんて…?」 動揺しすぎだ有希。  
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1496人が本棚に入れています
本棚に追加