二章・アイドルと…?

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  「二人とも有希さんイジメちゃダメなのですよ?」 「美雨ちゃーん!」 ペタペタと裸足のまま飛び出すと有希は美雨に抱き着いて胸を揉み始めた。 「ちょっ…有希さんっ! やめっ…あんっ!」 あーぁ…ざまーみろなのです。 有希を庇うから、そうなるんだぞ。 あっ、そういえば…。 「弥生、麗香さんは?」 いつもだったら中心で騒がしくしてるはずなのに。 「部屋から変な奇声が聞こえるから生きてると思うわ。」 「奇声かぁ…今日も平和だな。」 「そうね。 平和ね。」 「「……。」」 奇声? 「お前…部屋の中確認したか?」 「怖くて出来ないわよ…。」 弥生は自分を抱きしめるように腕を組むとブルッと震えた。 「よ…よしっ…見に行くか…。」 弥生を先頭に麗香さんの居る仕事部屋に向かった。 「ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャ~!」 うわぁ…本当に奇声が…。 リアルお化け屋敷…。 「あ…開けるぞ…?」 「えぇ…噛み付かれないようにね…。」 ガラッ!  
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