三章・類友って奴か…。

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  「弥生…お前は本当に可愛いな。」 「て…照れるじゃないっ…。 って、あれと比べられるのは侵害だわ。」 確かにそうだな。 ごめんよ弥生。 「ってか俺はお前に餌をやったはずだ。」 「あんな不味い食べ物は初めて食べたざます。」 綺麗に食べてありましたけどね。 皿まで綺麗に舐めてありましたけどね。 「エリザベスに餌をくれたのか。 まぁ礼は言わないがな。」 「人間として腐ってるぞエリザベスの主人。」 『ありがとう』と『ごめんなさい』が言えなきゃダメだと思うぞ。 「僕の名前は『杉田 健-スギタ ケン-』だ。 一応、君の名前も聞いておこう。」 いきなり名乗ってんじゃねぇよ。 ってか興味ねぇよ…。 「俺の名前は『ネ 申-ネ モウス-』だ。」 「ふふっ。 ネ申だね。 よく覚えておこう。」 疑おうよ。 どこの人間だよ『ネモウス』って。 「アホから逃げてきたのにバカに出逢っちゃったわね。」 「そうだな…。」 そういえば猫神って全員可愛いのかと思ってたけど違ったんだな。  
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