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「なぁ…ジョニーだっけ? お前は何がしたいんだ?」
「健だッ! 杉田 健ッ!」
誰だ、それ。
んな名前の奴は知らないぞ。
「んでジョニー。 何か俺達に用か?」
店員さんが持ってきたお冷やを一口ゴクッと飲んだ。
「ジョニーじゃない! 君達はエリザベスを馬鹿にしたんだ! だから…えっと…そういうことなんだッ!」
俺をビシッと指差しながら『言ってやったぜ』的な顔をするジョニー。
「弥生。 今の説明は何点だと思う?」
「ん~…三点ね。 百点が満点で。」
ふむ…妥当だな。
「五十点以上じゃない方は、もう話し掛けないでください。」
俺は指差すジョニーを無視してメニューに視線を落とした。
「クッ…で…出直してくるッ!」
ジョニーは悔しそうに歯を食いしばりながら走って店から出ていった。
やっと静かになったか。
ただな…忘れ物だ。
「お前は何で、そこに居るんだエリザベスよ。」
パッと弥生の隣を見ると弥生の顔を見ながらシャーッと威嚇するエリザベスが居た。
「ワタクシの方が絶対に美人ざます…。」
「ふにゃ…このコーヒー美味しいわね。」
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