三章・類友って奴か…。

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  ダダダッ! 「エリザベスッ! 大丈夫なのかぃッ!?」 ジョニーが汗をダラダラと垂らしながら、こちらに向かって走ってくる。 「おっと…それ以上は近付くな。 コイツがどうなってもいいのか?」 手をピストルに見立ててエリザベスに突きつけた。 「クッ…エリザベスを離せ!」 本当に面倒な茶番劇だ…。 ってエリザベス…何でこっち見てウットリしてんだよ。 「あなた…なかなかカッコイイざますわね…。」 はぁ…お前に言われても嬉しくねぇよ…。 「な…何が望みだッ!」 「よしっ、このレシートの支払いをしてこい。」 ジョニーの足元に支払いレシートを放った。 「待ってるんだよエリザベスッ! 今、助けるぞッ!」 ジョニーは物凄い勢いでレジに走って向かった。 「ねぇコウ…。」 「ん? どうした?」 弥生は遠い目で窓の外を見詰めていた。 「結局、支払い金額…一万二千円もいっちゃったけど。」 ん~…? 多分、大丈夫だろ? 『ギャァァァァッ! 一万二千円だとぉぉぉぉッ!?』 遠くから何か悲鳴が聞こえた。 「うん。 きっと大丈夫。」 「そうね。 大丈夫よね。」  
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