三章・類友って奴か…。

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  携帯を畳んで、ふぅ…と溜め息を吐いてからエリザベスを見た。 「んで…お前はどうして付いてきたんだ?」 べつに恨みを買うようなことしてねぇぞ? それに恩を返されるようなことをしてない。 「何でって…ワタクシはあなたのペットになるざます。」 「「「……。」」」 俺達三人はエリザベスを見ながら口をあんぐりと開けて停止した。 ペットって…はぁ? 俺には二人の可愛い猫が━━ 「え…エリザベス…。」 パッと横を見ると鞄をポトリと落とすジョニーが居た。 「健様…。」 「エリザベスどういうことなんだッ!? あの男に何をされたんだ…ッ!」 とばっちり。 俺は関係ないぞ。 「ワタクシ…公平様を愛してしまったざます。」 真剣な眼差しでジョニーを見詰めるエリザベス。 アイスを仕舞った? あぁ…溶けるとダメだか━━ 「「えぇぇぇッ!?」」 俺の現実逃避に近い思考も美雨達の叫び声で強制終了。 「ご主人様、一体何したのですか!? 浮気なのですか!? わたしという猫が居るのにッ!」 俺にグッと顔を近付けて物凄い勢いで叫び散らす。 「ご…誤解だっ! 俺は何もしてないって!」 「あんなのがタイプなのですねッ!? そうなのですねッ!?」 「コウは何もしてないわよ美雨…。」  
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