三章・類友って奴か…。

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  ━━━━…。 「ふぁ~♪ 満足なのです♪」 プックリと膨れた腹をポンポンと叩く美雨。 しっかし良く食ったな。 さすが美雨だな。 「んじゃ今日は疲れたから帰るか…。」 「そうね。」 さてと…二人起こすか…。 「おーい。 有希、起きてくれ。 麗香さーん。」 俺は二人の肩を揺すりながら呼び掛けて起こした。 「はにゃ…私寝ちゃってたかぁ…。」 「うにゃ…? 公平くん、どうしたの…?」 目を擦りながら寝ぼけ眼で俺をポカンッと見詰める二人。 「俺達は帰るから寝るなら布団で寝ろよ。 飯は買ってきたから腹減ったら食べてな。」 テーブルに乗っかってるテイクアウトした料理を指差す。 「はぁーい…ありがとねぇ…。」 「ありがとぉー…公平くん…。」 まだ眠そうだな…。 「それじゃ主人様とお母様。 また来るからね。」 んじゃ帰るか。 かっ飛ばして帰れば今の時間ならすぐに着━━ 「えぇッ!? 弥生どこ行くのッ!?」 あっ起きた。 「今日からコウの所でお世話になるわ。」 「えッ!? 何で何で何でッ!?」 有希は弥生の腰にしがみついていた。  
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