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私は自分の首に付けられた銀の輪を指さし巽に見せる。
「これは私と君の契約の証だ。この首輪が私に付けられている限り、君が死ねば私も死に、私が死ねば君も死ぬ」
巽は大人しく私の話を聞く。
「私の力は後ほど説明しよう。
それよりも君の身なりだ。その恰好では外を出歩けないのだろう?まずは上着をはおり靴を履こう」
そう締めくくり、私は巽の腕を掴み彼の家の玄関に向かった。
背後で巽が クマとか何とか言っていたので、彼はまだ混乱の中に居るみたいだ。
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