初陣、熊と

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クマは俺の出した声を理解してキチンと答えてくれた。 良いヤツなのかもしれない。 クマは校庭に向かって歩き始めた。 「そういえば君は、私の説明を覚えているかね?」 「え、いや」 俺は引きずられながら答える。 「私の名はクラントス。君と私は運命共同体。君が死ねば私も死に、逆もまた然りだ。覚えていたまえよ?」
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