NARUTO-ﾅﾙﾄ- 封印の書

巻ノ零「大蛇丸の陰謀」

　「まぁ、火影様の言うことも納得できます。第三次忍界大戦を経験している忍者は、今の世代の我々とは違うものがあります。それは大蛇丸も例外ではありません。それに加えて三忍となれば…。氷魔、ここは言うことを聞くのが一番の手です」

　後ろで立っていた金髪で顔の半分を黒いマスクで隠し、黒い長袖長ズボンを着る≪雷王迅雷≫は口を開くなり、長々と語ってくれた。確かこいつは≪渚≫の中の策士だったはずだ。異常に頭がキレると聞いている。

　「つまりそういう事だ。納得したな？」

　全員渋々頭を頷いている。
　こんなヤツらだが仕事だけは出来るから不思議だ。