僕は詩。

『輝く海へ』

青く広がる
海から
僕らは産まれた

だけど僕らの
帰る場所は
冷たく…
暗い…
土のなか…

終幕を迎えるなら
帰りたい…
光り…輝く海へ

そんな願いも
叶わないなら
死が恐いよ……
見たくないよ
過去となる
土のなかを…

だからかならず
向かうよ
輝く海へ…。

嗚呼、変わらず
波を立てる
母なる海よ
僕の帰る道を
知っていますか？

荒波を立てる
母の中に飛び込んで
僕は帰れますか？