茶髪の男

9/13
前へ
/95ページ
次へ
オーディション会場は昨日と同じ場所だった 手で頬を軽く叩いた 気合い十分!! 待ち合い室には、少人数しかいなかった 二次審査で殆ど落とされたのだろう 待ち合い室にミヨの姿はなかった さすがは、最終審査 皆、緊張を隠せずに無駄にウォーキングの練習をしている さおりは前に居た「KCA」でウォーキングの練習をしていたので、少し自信があった ガチャ ドアが開き、係りの人が入ってきた 「ここにいる、15人の皆様。二次審査合格おめでとうございます。で、今から最終審査のウォーキングを行います。各自に今から名札をくばらしていただきます。名前を呼ばれた人は名札を取りに来て下さい」 名前が呼ばれ始めた 「さおりさん」 さおりは名札を取りに行った 名札には、モデル名と年齢、あと番号が書いてあった さおりの名札に書いてあった番号は12番だった 「それでは、ただ今から最終審査のウォーキングを行います。10分ほど適当に歩き続けてもらいます。あっ!!言い忘れてましたけど、ここにいる15人、一斉に行います。」 係りの人は最終審査の説明を終えると、ドアのぶを捻り、ドアを開けた 「でわ、行きましょう。衣装は足が半分以上見えてたら良いので………あっ!!皆さんもう準備完了ですね。でわ……」 いよいよ始まる最終審査 "勝ち取ってきな" 社長、いっちょ勝ち取ってきます!!
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

81人が本棚に入れています
本棚に追加