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ドアが開き、1人のすらりと縦長ど髪は腰まである女性が入ってきた
「きれい…」
「うちの人気モデルの1人"愛子"だよ」
ちょー美人
女のうちでもドキドキしちゃうよ
「始めまして。愛子です」
細長い指がのびてきた
「は…はは始めまして坂口さおりです」
さおりは両手で愛子の手を握った
その、ほほえましい姿をずっと見ていた社長の明香は
「んじゃ、愛子。さおりのこと頼んだで。あたし今から出るし」
時計を見ながら言う
忙しそうだ
「じゃ、私達はこれで。さおりちゃん行きましょう。」
「あっ、はい!!」
手招きされ走って追い掛けた
「社長に何も言わんでいいん??」
隣にいたさおりに愛子が小声で話し掛けてきた
しまった!!
急いで振り返った
「社長!これからよろしくお願いします!!……失礼しました」
急いでドアのむこうに
愛子がいる場所に去った
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