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俺は飛行船の中にいた。
あの時、真実を知ってしまったからだ…
自分の本当の姿…
“俺は兵器として生まれてきた。しかも実験で…”
そんなことを知った俺はわけもわからず飛行船に乗船してしまった。
俺を育ててくれたオヤジも俺をこの飛行船に無理矢理乗せようとしてた。
結局、乗船した。
地球へ向かう飛行船、宇宙空間を横断している最中である。
ダイキは宇宙船の椅子に座り、窓から宇宙の星々を眺めていた。
するとアジア連合長がこちらに向かってきて、タバコをくわえながら喋りかけてきた。
「君を無理矢理引っ張ってきて、ごめんよ。だが君が最後の手段ということを理解してもらいたいんだ」
「最後の手段って何ですか?俺がなんか持ってるんですか?」
反抗的に言葉を返すダイキ
「あぁ、君は持ってる。地球連合を圧倒する力をね」
とアジア連合長は言う。
俺はその言葉を聞いて、さらに疑問に思うようになった。
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