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しばらくして飛行船は地球が見える所まできた。
ダイキは地球を生で見るのは初めてだった。十年前の輸送船では狭い荷物室に閉じ込められていたため、地球の姿を見れなかったのである。
「どうだねダイキくん、生の地球の印象は?綺麗だろ?」
アジア連合長はダイキに聞く
ダイキは地球の綺麗さに見とれていた。
「こんなに綺麗なんですね」
呟く程度にダイキは答えたのだった。
そして飛行船は大気圏へ突入した。
そしてあっという間に大気圏を抜け、大陸が見えてきた。
すると軍人の一人がアジア連合長に話し出した。
「どちらに着陸すればいいでしょうか?」
とっさにアジア連合長は答え返す
「んー、とりあえず日本で頼む」
「了解しました」
軍人は通信機で操縦係に命令させた。その姿をダイキはボーっと見てた。
するとダイキはアジア連合長に質問した。
「あのー、俺は何処に連れてかれるんですか?」
「君の行き先はもう決まってる。とりあえずアジア連合の本部基地にいってもらう」
アジア連合長はそう言った。
「本部基地…」
不安そうなダイキだった。
こうして飛行船は日本にあるアジア連合軍本部基地に着陸した。
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