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地球連合機密輸送艦での事件から十年、世界は決して平和と言えない状況であった。
<惑星ブルトン>
この星に、ある少年の会話が響き渡った。
「オヤジ~!離してくれ~!俺が何かしたか~」
“俺の名はダイキ。とりあえず訳もわからないことになっている”
ダイキは倉庫に閉じ込められてしまったのだ。
ダイキが謎に思っていると、白衣を着た白ヒゲの生えたジジイがやってきて、呟いた。
「すまん、ダイキ!こうするしかないんだ」
「意味わかんねーよオヤジ!おい出してくれよ~」
倉庫の壁を強く叩くダイキ。16歳にもなるダイキのパンチやキックは相当、壁に響くものであった。
すると上空から大量の光が降りてきた。飛行船のようだ。
惑星ブルトンに外来船がくるのは十年振りになる。
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