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「どういうことだよオヤジィー!」
ダイキは言う。
するとオヤジではなく、アジア連合長が喋りだす。
「会えて光栄だミスターダイキ!君を迎えにきた」
するとダイキは話し出す
「いまさら帰れってことですか?日本に」
「まぁ、そういうことになるね。だけど君は特別なんだ」
アジア連合長は缶コーヒーを飲みながらこう言った。
そしてダイキは考える。
「君は十年前に地球連合に拉致された、それは覚えているね?」
アジア連合長がダイキに聞く。
「あぁ」
「何故、拉致されたかというと君は特別な力を持っているからだ。十年前、地球連合は特別の力を持った子供たちを日本から沢山拉致をした。そして輸送している途中、君だけが脱出して生き残ったただ一人なんだ」
するとダイキが言い返す
「なんのための拉致だったんだよ、特別の力があるからって、何で地球連合は?」
「地球連合は特別の力の存在を知った。そして力の抹消が地球連合の目的だった。君以外は殺された」
アジア連合長は飲みきったコーヒーを置いてこう言ったのであった。
「そんな…」
落ち込みだすダイキ
「君しかいないんだ、希望は…。地球連合を止めなきゃならない。力を貸してくれ。」
アジア連合長が真剣な顔でそう言った。
するとダイキが慌てて言う。
「ちょっと待って!特別な力って何なんだよ!俺は日本に居た時、施設で孤独に育った。その時にうっすらしか覚えてないが、特別の力が持ってるかどうかとかで色んな人に嫌われてきた。特別力って一体なんなだよ」
すると静かだったオヤジが呟く。
「一時期、遺伝子研究で実験として作られた兵器だ」
“俺はそれを聞いてかなりのショックをうけた”
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