亮と由貴の場合 1
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「ど、どうしよー智…」 朝のひとシーンを回想していたら、由貴の隣で必死に拝んでいた亮がいつの間にか移動してきていた。 「そのまま嫌われろ、由貴は俺がもらうから。」 「それだけは許さねー…つかお前、彼女いるだろ…!!」 さすがは亮で、俺が向ける好意をはっきりとは伝えていなかったが察してはいたのだろうか。 由貴は本命に入れるなよ、とすごく渋い視線が突き刺さってはくる。
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