落-らく-

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みほとは、二年前によしおがよく行く居酒屋で、みほはアルバイトをしていた。 よしおはみほに一目惚れしてしまうが、照れ屋なので気にはしていたが、好きなそぶりは見せなかった。 ある日、その居酒屋でよしおと男友達で飲んでいたら、盛り上がり、酔いのせいかゲームが始まった。 けん「聞いてや!今から、みんなでルンルンするで、負けたら、誰かに告らなあかんでー!」 ルンルンとは、みんなで輪になり、お互いの両手を前に出し、掌を合わせて拳を作る、その状態から、時計回りに順番を決めて、ルンルンとリズムをとりながら、親指を上げると同時に親指の数を言い当てる。 当てた者から、抜けていき最終的に一人残った者が、負けとなる。 今回は人数が多いという事で、通常の両手とは違い、片手スタートとなった。
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