六章 林間学校(二日目)

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「では、全員引き終えたので特別参加者以外は一斉に開いて下さい 不正の原因になるので、まだペアは探さないで下さい」 クジを開くとやっぱりいろんな声が上がる 「では、特別参加者のクジを開きます 三人同時にお願いします」 僕はクジを開くと16番と黒い文字で書かれてあった 「赤の文字で書いてある同じ数の人を探して下さい」 僕達、特別参加者も同じペアの人を探して回る 夏輝達と葵達がいつものメンバーで集まっているのを見つけたので夏輝に聞いてみる事にした 「この中に赤の16番の人いる?」 僕が聞くと夏輝以外は驚いていると、正体を知ってる夏輝が聞いてくれた 「薫も、奏美も違うよね」 「あ、うん」 「違いましゅ」 「葵と柚ちゃんは何番?」 「私は、三番です」 「ちょっと待って、今から開けるから」 葵は、まだクジを開いて無かった見たいで慌てて開ける 「あ」 「何番?」 隣にいた柚が葵のクジを横から覗く 「あ、16番だ」 葵が16番で僕とペアみたいだ 「それより、私達もペアを探さないと」 「だね」 「葵、また後でね」 夏輝達は、走って自分のペアを探しに向かった 「ペアが分かった人から集まって下さい」 係の人が叫んでいる 「集合かかってるし行こうか」 「え、はい」 葵は、嫌そうな顔をしながらも僕の後ろをついて来て 係の人の指示に従って列んだ
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